Google アド マネージャー 360 でのみご利用いただけます。
ベータ版の機能は、ネットワークによってはご利用になれない場合があります。この機能の一般公開の時期については、リリースノートをご覧ください。
特定の機能(さまざまな識別子など)が収益にどのような影響を与える可能性があるかを把握するには、影響の見積もりを実行します。
影響の見積もりでは、割り当てられたトラフィックがパターンと呼ばれる複数のグループに分割されます。パターンによって異なる動作がトラフィックに適用されます。たとえば、あるパターンで有効にしている機能を、別のパターンでは無効にすることができます。機能が無効になっているパターンは、ベースライン パターンとも呼ばれます。異なるパターンのトラフィックの収益化状況を比較することで、特定の機能または機能のセットがもたらす影響を把握できます。
影響の見積もりを設定する
開始するには、影響の見積もりのタイプを選び、設定を選択します。次に、結果を確認してベースラインとパターンを比較します。
- Google アド マネージャーにログインします。
- [最適化]、[影響の見積もり] の順にクリックします。
- 使用可能な影響の見積もりのタイプを確認します。
- PPID とファーストパーティ ID: このオプションでは、パブリッシャー指定の識別子(プログラマティック用)とファーストパーティ ID がトラフィックに与える影響を予測します。
注: ベータ版では、PPID とファーストパーティ ID について影響の見積もりをご利用いただけます。
- PPID とファーストパーティ ID: このオプションでは、パブリッシャー指定の識別子(プログラマティック用)とファーストパーティ ID がトラフィックに与える影響を予測します。
- 実行する影響の見積もりのタイプで、[新しい影響の見積もり] をクリックします。
一度に実行できる影響の見積もりは 1 つだけです。[新しい影響の見積もり] を使用できない場合は、すでに見積もりを実行している可能性があります。結果を確認して見積もりを終了すると、新しい見積もりを開始できます。
- 設定を以下から選択します。
- 見積もりオプション: [プログラマティック向け PPID]、[ファーストパーティ ID]、[PPID とファーストパーティ ID] を選択します。
注: PPID について影響の見積もりを実行するには、広告リクエスト内の PPID をアド マネージャーに送信する必要があります。広告リクエスト内の PPID を送信しなかった場合、PPID による影響の見積もりは関連性が低いものになります。 - デマンド チャネルの設定: 選択した影響の見積もりのタイプに基づいて、有効になっていない識別子を共有するようすべてのデマンド チャネルの設定をオーバーライドするか、現在許可しているビッダーの識別子タイプの共有のみを無効にすることを選択できます。処理を進める前にデマンド チャネルの設定をカスタマイズするには、[デマンド チャネルの設定を表示] をクリックします。
- 見積もりのパターン: ベースラインとパターンの設定の内訳を確認するには、[パターンの内訳を表示] をクリックします。
ベースラインは、特定の機能が無効になっている場合の影響を示します。パターンは、別の設定の場合の影響を示します。 - 配信設定: 影響の見積もりに使用する期間とトラフィックの割り当てを選択します。
- 見積もりのプロセス: 見積もりのプロセスについての説明が表示されます。
- 見積もりオプション: [プログラマティック向け PPID]、[ファーストパーティ ID]、[PPID とファーストパーティ ID] を選択します。
- [実行]、[確認] の順にクリックします。
設定が完了すると、見積もりの実行に必要な機能が自動的に有効になります。このプロセスによって影響の見積もり以外の既存の設定が影響を受けたり変更されたりすることはありません。
結果を確認する
影響の見積もりが終了したか、実行中かを確認できます。
PPID とファーストパーティ ID を対象とする影響の見積もりでは、最初の週のデータが結果に含まれません。
これは、購入者が新しい識別子を取り込んでターゲティング モデルや入札モデルで使用するまで数日かかることがあるためです。そのため、最初の数日間のデータは、識別子の影響を正確に反映したものにはなりません。
- Google アド マネージャーにログインします。
- [最適化] [影響の見積もり] をクリックします。
- 影響の見積もりの概要については、次の表の各列をご覧ください。
- 影響の見積もり: 選択した影響の見積もりのタイプ(「ファーストパーティ ID」など)が表示されます。
- 見積もりの期間: 見積もりを実行するよう選択した期間が表示されます。
- ステータス: 見積もりを実行するスケジュールが設定されているか、実行中か、完了済みかが表示されます。
- [影響の見積もり] で、影響の見積もりの名前をクリックします。
- 別の期間の結果を表示するには、[指標を表示] の横にあるプルダウン をクリックし、オプション([週単位] など)を選択します。
- [パターン] で、収益、eCPM、インプレッション数の伸びについての結果を確認します。
ヒント: 複数のパターンがある場合は、確認するパターンをクリックします。内訳の表が、選択したパターンのデータを反映したものに更新されます。 - 結果の内訳を表示するには、[内訳] の横にあるディメンション([ブラウザのカテゴリ] など)をクリックします。
ヒント: フィルタを追加すると、より具体的なデータを表示できます。 - 内訳の各行について詳細なグラフを表示するには、開く をクリックします。
- (省略可)実行している影響の見積もりを終了するには、[影響の見積もりを終了]、[確認] の順にクリックします。