ロードブロッキングを使用すると、1 つの広告申込情報から同じウェブページに複数のクリエイティブを同時に配信できます。
ロードブロッキングは広告申込情報で設定します。ロードブロッキングでは、広告申込情報内のすべてのクリエイティブを配信するか、マスター クリエイティブとコンパニオン クリエイティブのセットを配信するかを指定できます。マスターとコンパニオンのセットでは、マスター クリエイティブが必ず先に配信されます。
ロードブロッキングを使用しても、1 つのウェブページに複数の広告申込情報を配信できなくなるわけではありません。
たとえば、3 つのクリエイティブをロードブロッキング表示するよう設定した広告申込情報が、5 つの広告スロットがあるウェブページに配信されるとします。その場合、ロードブロッキング広告申込情報の 3 つのクリエイティブがすべて配信され、さらに他の広告申込情報の 2 つのクリエイティブが配信されます。
保証型ロードブロッキング
保証型ロードブロッキングは、1 つのページに複数のクリエイティブが同時に配信されることをアド マネージャーが保証するロードブロッキングです。
保証型ロードブロッキングは、Google パブリッシャー タグをシングル リクエスト モードで使用する場合にのみ機能します。このモードでは、ウェブページに配信するクリエイティブがすべてまとめてリクエストされるので、アド マネージャーで一連のクリエイティブを選択して同時に配信することが可能になります。
保証型ロードブロッキングを有効にする
保証型ロードブロッキングは、管理者がネットワークごとに有効にする必要があります。
- Google アド マネージャーにログインします。
- [管理者] [全般設定] [機能] をクリックします。
- 保証型ロードブロッキング(GPT SRA のみ)を [有効] か [無効] に切り替えます。
非保証型ロードブロッキング
非保証型ロードブロッキングはあらゆるタグ設定で使用できます。このロードブロッキングでは、1 つの広告申込情報からできるだけ多くのクリエイティブをまとめて配信することができますが、すべてのクリエイティブが配信される保証はありません。
アド マネージャーですべてのロードブロッキングを保証できない理由
シングル リクエスト以外のモードで Google パブリッシャー タグからアド マネージャーに広告リクエストが行われた場合、同じウェブページから後続のリクエストが行われる保証はありません。このような場合、アド マネージャーではロードブロッキング表示する最初のクリエイティブが配信された後、追加のリクエストが届いたときに、ロードブロッキングの他のクリエイティブが優先的に配信されます。
Google パブリッシャー タグがシングル リクエスト モード以外の場合、またはクリエイティブ レベルのターゲティングを適用している場合、[表示するクリエイティブ数] を [すべて] に設定した広告申込情報は、[できるだけ多く] 配信するように設定した場合と同様に処理されます。
ロードブロッキングとフリークエンシー キャップ
広告申込情報でフリークエンシー キャップを設定している場合は、複数のクリエイティブを同時に配信するよう設定していても、広告申込情報の 1 回の配信につき 1 回のページビューがフリークエンシー キャップでカウントされます。これは、すべてのタイプのロードブロッキングに当てはまります。レポートで複数のインプレッションをカウントしている場合も同様です。