[広告枠を確認] の予測が過去のデータレポートと異なる理由
Google アド マネージャーでは、獲得可能なインプレッション数を主に 2 つの方法で予測できます。
- 広告申込情報の予測: 広告申込情報を作成または表示しているときに [広告枠を確認] をクリックすると表示されます。対象の 1 つの広告申込情報について予測を行い、その広告申込情報とターゲティング設定で最大限のインプレッション数を獲得するのに役立ちます。
- アド マネージャーの過去のデータレポート: リンクされた Ad Exchange ウェブ プロパティなど、アド マネージャー ネットワーク経由で送信された広告リクエストに関連する過去のデータを集計したレポートタイプです。過去の期間のクリック数、収益、クリック率、合計インプレッション数などのデータを確認できます。
差異が生じる原因
アド マネージャーの過去のデータレポートには過去の広告枠インプレッション数に関する情報が表示されますが、[広告枠を確認] では過去のデータに基づく将来の広告枠インプレッション数が予測されます。将来の見通しの予測ではある程度の差異は生じるものですが、大幅な差異が見られる場合は以下の点が原因と考えられます。
- デフォルトで、[広告枠を確認] の予測には、ターゲットに設定したプレースメント内の特別広告ユニットのインプレッション数は含まれません。特別広告ユニットは、予測対象の広告申込情報で明示的にターゲティングする必要があります。
過去のデータレポートには、特別広告ユニットのインプレッション数が含まれます。 - [広告枠を確認] では、対象の広告申込情報に適用されたターゲティング条件で確実に予約できるインプレッション数が予測されます。確実に予約できると判断する前提の 1 つは、広告申込情報から 1 つのページに同じサイズのクリエイティブが複数回配信されないことです。たとえば、300x250 のサイズのクリエイティブは、ページ内の 1 つのスロットにのみ配信することが前提となります(
デフォルトのクリエイティブ数=1
)。しかしページに同じサイズのスロットが複数あると、広告申込情報から同じクリエイティブが複数回配信される場合があります。
過去のデータレポートでは、このような複数回の配信とインプレッションが記録されます。一方、[広告枠を確認] では、複数のスロットがあるページについて精度の高い予測を行うために、クリエイティブ数が多めに見積もられます。