以下で説明する手順は、管理する広告枠で現在 Google パブリッシャー タグを使用している場合のみ必要となります。このタグの変更は、現在の広告配信には影響しません。
「広告枠の管理」の委任タイプを使用するには、クライアント管理(MCM)を有効にした後、既存の Google パブリッシャー タグを更新して、ページ上の広告ユニットの定義に子ネットワーク コードを追加する必要があります。広告ユニットは、親のアド マネージャー ネットワークで設定された状態となります。これには、タグ生成ツールを使用する方法と JavaScript を手動で更新する方法があります。
GPT のコードサンプル
<head>
<script async src="https://securepubads.g.doubleclick.net/tag/js/gpt.js"></script>
<script>
window.googletag = window.googletag || {cmd: []};
googletag.cmd.push(function() {
googletag
.defineSlot('/1234567,1234/Travel', [300, 250], 'div-gpt-ad-1568729559138-0');
[...]
}
</script>
</head>
ハイライト表示されているパラメータ 1234
は子パブリッシャーのネットワーク コードを、1234567
は親のネットワーク コードを表します。
ページのコードで、ハイライト表示されたパラメータを .defineSlot()
関数に追加する必要があります。これにより、「広告枠の管理」が有効な場合に子パブリッシャーのネットワークが認識され、クリエイティブが正しく配信されるようになります。広告申込情報やターゲティングを変更する必要はありません。
MCM を使用するよう子パブリッシャーを招待したら、子サイトが承認され [準備完了] の状態になっていることを確認します。子サイトの承認後 4 ~ 5 時間ほど待ってから、子のネットワーク コードを使って GPT タグを更新します。
動画タグのサンプル
https://pubads.g.doubleclick.net/gampad/ads?iu=/1234567,1234/topleveladunit&description_url=https%3A%2F%2Fgoogle.com&tfcd=0&npa=0&sz=640x480&gdfp_req=1&output=vast&unviewed_position_start=1&env=vp&correlator=[placeholder]&vpmute=0&vpa=click&url=https%3A%2F%2Fgoogle.com&vpos=
preroll&rdid=[placeholder]&is_lat=[placeholder]&idtype=rida&an=abc
アプリタグの例
MCM の「広告枠の管理」では、ディスプレイの GPT タグと同様に、親と子のネットワークでアプリの広告ユニットのコードを更新します。また、子パブリッシャーのアプリを指定する必要もあります。/1234567,1234/parent_ad_unit
セグメントはコードブロック内に配置する必要があります。
1234567
は親ネットワーク コードを表し、parent_ad_unit
は MCM MI の親ネットワーク内の広告ユニットの名前を表します。
アプリ内で広告ユニット ID を設定する具体的な方法については、対応する SDK のドキュメント(Android、iOS)をご覧ください。
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