広告スポットと広告ブレーク テンプレートを使用して、動画広告ブレーク(動画広告ルールで設定した最適化された連続配信広告で広告をどのように配信するか)を設定できます。
- 広告スポットでは、最大再生時間、広告申込情報タイプのほか、バックフィルまたはパートナー共有の広告枠に適用するブロックに基づいて広告の要件を 1 つ定義できます。
- 広告ブレーク テンプレートでは、どの広告スポットまたはカスタム広告スポットを広告ブレークに含めて、どの順序で配信するかを設定できます。
- フレキシブル広告スポットは、すべての広告ブレーク テンプレートに含める必要があります。このスポットでは、デフォルトですべての広告申込情報タイプが許可され、他の広告スポットと同じように編集できます。
- 広告ブレーク テンプレートは省略可能です。広告ブレーク テンプレートを設定せずに最適化された連続配信広告を使用する場合、「フレキシブル広告スポット」は編集せず、「広告スポット」も追加しないでください。
- 広告ブレーク テンプレートは、ダイナミック広告挿入のリニア プリフェッチでは機能しません。
広告ブレーク テンプレートを設定する
広告ブレーク テンプレートを設定する方法は 2 つあります。
- 広告ルール経由でのリクエスト: 広告ルールに広告ブレーク テンプレートを設定します。
- 広告リクエスト パラメータ: 広告ルールを実装していないユースケースでは、パブリッシャーは次の 2 つのパラメータのいずれかを使用してテンプレートを直接リクエストできます。
Ptpl
テンプレート ID(ID を使用)Ptpln
テンプレート名(文字列を使用)
Ptpl
と Ptpl
の両方を渡すことができますが、必要なのは一方だけです。広告ルールでリクエストする
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標準の広告ルールまたはセッションの広告ルールを設定して、[動画プレロール]、[動画ミッドロール]、[動画ポストロール](該当する場合)を必要に応じて有効にします。
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[連続配信広告のタイプ] で [最適化] を選択して広告ブレーク テンプレートを表示し、次のように設定します。
- 最大広告数: 連続配信広告で配信する広告数の上限です。10 以下の数または [上限なし] を選択できます。
- 連続配信広告の最大再生時間: 連続配信広告で配信するすべての広告の合計再生時間の上限です。
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広告の最大再生時間: 連続配信広告で配信する個々の広告の再生時間の上限です。
- 個々の広告スポットに設定された最大再生時間がこの再生時間よりも短い場合、最大再生時間はその最小値で設定されます。
- 連続配信広告で設定した最大広告再生時間は、広告申込情報の拒否といった配信の問題を回避するため、広告リクエストの pmnd および pmxd パラメータで設定された最大広告再生時間と一致している必要があります。
- 広告スポットの優先順位: 動画連続配信広告の広告スポット配信の優先順位は、デフォルトで収益に基づいて決められます。
必要に応じて、[広告スポットの優先順位] を [広告掲載位置] に設定して、[掲載順序] を [左から右]、[右から左]、[端から中央] のいずれかに指定できます。この設定は、主に省略可能な広告スポットの掲載順序を指定するものです。
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(省略可)[+広告スポット] をクリックして新しい広告スポットを作成し、使用可能な設定を行います。
設定が定義済みのカスタム広告スポットを選択することもできます。- 広告掲載: 広告スポットが埋められないときに、その広告スポットを省略する場合は [省略可]、連続配信広告全体を省略する場合は [必須] に設定します。
- 許可された広告申込情報タイプ: 特定の広告申込情報タイプのみ配信を許可する場合に選択します。何も選択しない場合は、すべての広告申込情報タイプが許可されます。
- 許可されている広告枠タイプ: この広告スポットへのバックフィル広告枠の配信、またはパブリッシング パートナーとの広告枠の共有を許可する場合に選択します。
- [完了] をクリックします。
続けて、広告ブレーク内にさらに広告スポットを作成したり、ブレーク内のスポットの順序を変更したりできます。1 つの広告ブレーク テンプレートに追加できる広告スポットは 10 個までです。
アド マネージャー管理画面の広告ブレーク テンプレート
この画面では、次の操作を行えます。
- (1)広告ブレーク テンプレートに新しい広告スポットを追加します
- (2)広告ブレーク テンプレート内の既存の広告スポットをドラッグして順序を変更します
- (3)一部のカスタム スポットには が付きます。これは、このスポットに配信するには明示的なターゲット設定が必要であることを表します
- (4)フレキシブル広告スポットを編集、配置します
- (5)カスタム広告スポット以外の広告スポットを編集します
広告スポットの掲載順序について
広告ブレーク テンプレート内の広告スポットの掲載順序は次のようになります。
- [広告掲載] を [必須] に設定した広告スポットが最初に配信されます。
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[広告掲載] を [省略可] に設定した広告スポットが 2 番目に配信されます。[広告スポットの優先順位] を [掲載順位] に設定した場合、省略可能な広告スポットは、連続配信広告の設定で指定した [掲載順序] に基づいて配信されます。
- フレキシブル広告スポットが最後に配信されます。
それぞれのタイプ内では、従来の広告配信の優先度に基づいて、配信される広告が決まります。
(1)の位置にスポンサーシップ、(2)の位置に標準、「フレキシブル広告スポット」に優先度の高い別のスポンサーシップが配信可能な場合、(2)の位置には標準の広告が配信されます。
カスタム広告スポットを作成または管理する
カスタム広告スポットは、一度作成すると、再利用することが可能で、ターゲットに設定することもできます。カスタム広告スポットでは、他の任意の広告スポットと同じ設定が提供されます。ただし、ネットワーク内の複数のインスタンスで使用される可能性が高いため、個別の広告ブレーク テンプレートから直接編集することはできません。
- Google アド マネージャーにログインします。
- [動画]、[広告ルール]、[カスタム スポット] をクリックします。
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任意のスポットをクリックして設定を編集します。または、[新しいカスタム スポット] をクリックし、名前を入力して、広告スポットの各項目を設定します。
広告スポットが埋められない場合にその広告スポットのみを省略するには、[広告掲載] の設定として [省略可] を選択します。必須の広告掲載設定を指定すると、広告スポットが埋められない場合に連続配信広告全体が省略されます。
デフォルトでは、各広告スポットは 1 つの広告で埋められます。ただし、広告スポットごとに、広告の最大数と最大再生時間を指定することができます。
注: カスタム スポットの広告の最大数を指定できるネットワーク機能を有効にするには、アカウント マネージャーにお問い合わせください。
保存したカスタム スポットは、広告ブレーク テンプレートやターゲット設定ですぐに使用できます。