標準の動画広告ルールを使用すると、動画を 1 つの動画ストリーム内でいつ、どのように表示するかを設定できます。たとえば、テレビ番組の 1 つのエピソードで、特定のキューポイントに 60 秒間の広告ブレークを 2 回設けたい場合にこのルールを使用します。
標準の動画広告ルールを作成する
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Google アド マネージャーにログインします。
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[動画]、[広告ルール]、[新しい広告ルール] をクリックします。
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名前を入力し、ルールのタイプとして [標準] を選択してから、優先度を選択します。
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標準の広告ルールの各項目に沿ってルールを設定します。
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期間を設定します。必要に応じてルールの適用を遅らせるよう設定したり、公開日に基づいてルール適用の制限日数を設定したりします。
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ルールを特定の広告リクエストに適用するには、ターゲティングを設定します。特定のターゲティングが指定されていない広告ルールは、優先度に基づいてすべての広告リクエストに適用されます。
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[保存] をクリックします。
標準広告ルールの各項目
有効 |
広告ブレークのタイプを有効にして、広告表示の設定を行えるようにします。 |
無効 |
広告ブレークのタイプを無効にします。 |
優先度の低いルールに従う |
より優先度の低いルールに従います。たとえば、プレロールで [優先度の低いルールに従う] を選択していて、より優先度の低い広告ルールで [無効] が選択されている場合、プレロールは表示されなくなります。 |
[動画ミッドロール] を [有効] に設定すると、表示頻度を設定する以下のオプションが表示されます。
固定秒数 |
設定した値(秒単位)の時点で連続配信広告を表示します。たとえば、60 秒、120 秒、180 秒の時点で広告を表示するには、「60,120,180」と入力します。 |
等間隔(秒数) |
設定した値(秒単位)の間隔で連続配信広告を表示します。たとえば、60 秒ごとに広告を表示するには「60」と入力します。 |
固定キューポイント |
動画に取り込まれたキューポイントに基づき、指定したキューポイントの時点で連続配信広告を表示します。たとえば、最初のキューポイントと 4 番目のキューポイントで広告を表示するには、「1,4」と入力します。必要に応じて、ミッドロールごとに設定を行い、すべてのキューポイントの構成を設定することもできます。 |
等間隔(キューポイント数) |
動画に取り込まれたキューポイントに基づき、指定したキューポイントの間隔で連続配信広告を表示します。たとえば、キューポイント 3 つごとに広告を表示するには「3」と入力します。 |
ラスト ミッドロールの設定 (ベータ版)
最後のミッドロールとなる広告ブレークの設定を、他のミッドロールの設定とは別に行いたい場合は、[ラスト ミッドロールの設定を行います] を選択します*。
*この機能はベータ版であり、予測ではまだサポートされていません。
連続配信広告のタイプ |
連続配信広告とは、連続して表示される広告のグループのことです。標準の連続配信広告では、広告の最大数と各広告の最大再生時間を指定できます。最適化された連続配信広告の場合は、さらに連続配信広告の最大再生時間も指定できます。 |
最大広告数 |
1 つの連続配信広告で表示できる広告数の上限です。[上限なし] は、最適化された連続配信広告でのみ指定できます。 |
広告の最大再生時間 |
連続配信広告に含まれる各広告の再生時間の上限です。指定された広告スロットに合う再生時間の広告がない場合、そのスロットは空になります。 |
連続配信広告の最大再生時間 |
連続配信広告全体の再生時間の上限です。これは、連続配信広告で配信可能なすべての広告の再生時間の合計になります。この項目は、最適化された連続配信広告でのみ指定できます。 |
プレロールの広告ブレーク テンプレート |
最適化された連続配信広告で、広告スポットを使用した広告の配信方法を定義します。広告ブレーク テンプレートごとに最大 10 個の広告スポットを設定できます。 |
最適化された連続配信広告を選択した場合は、特定の再生時間の広告スポットを設定します。これにより、特定の広告申込情報タイプにのみ配信したり、必要に応じてバックフィルや広告枠の共有をブロックしたりできます。
有効 |
連続配信広告、ストリーム、またはその両方のフリークエンシー キャップを指定できるようにします。 |
無効 |
広告ルールのすべてのフリークエンシー キャップを無効にします。 |
優先度の低いルールに従う |
より優先度の低い広告ルールで判定します。たとえば、フリークエンシー キャップに [優先度の低いルールに従う] を選択し、優先度の低い広告ルールで [有効] を選択した場合、その広告ルールの設定が適用されます。 |
動画広告ルールの重複を調べる
「重複を検証」機能を使用すると、ネットワークで設定されている複数の動画広告のルールが、同時にいつどのように適用されるのかを把握できます。ターゲティング設定で広告枠のセグメントが重複している場合、ルールが重複します。
例
- ルール A で「タブレット」デバイス カテゴリがターゲットに設定されている
- ルール B で「カナダ」がターゲットに設定されている
タブレットで視聴しているカナダのユーザーからの広告リクエストの場合、ルール A とルール B は重複します。
重複を調べるには:
- Google アド マネージャーにログインします。
- [動画]、[広告ルール] をクリックします。
- 同じ広告枠が含まれる可能性がある他のルールと比較するルールを選択するか、[新しい広告ルール] をクリックして新しいルールを設定します。
- ルール設定が定義され、ターゲティング オプションが選択されていることを確認します。
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[重複する動画広告ルールと統合結果を確認してください。] で [重複を検証] をクリックします。
表示されるパネルに、次の情報が表示されます。
- 重複する広告枠が設定されている他の既存の広告ルールの表(優先度と重複率を含む)
- 広告ルールの設定が重複している、または選択したルールすべてに当てはまるものが統合された結果
- 以下で一部またはすべての重複するルールを選択して、統合した重複を更新できます。または、ターゲティング にカーソルを合わせると、重複するルールごとに定義されているターゲティングが表示されます。
重複するルールを選択すると、選択したすべてのルールとバックグラウンドのルールの設定が統合されます。
標準広告ルールの場合、統合の動作は次のようになります。
- 優先度の高いルールが最初に選択されます(数字が小さいほど優先度が高くなります)。
- そのルールのすべての設定が比較されます(位置タイプに「優先度の低いルールに従う」が設定されている場合を除く)。
- 次に優先度が高い広告ルールがすべて比較されます。
このプロセスは、位置タイプに「優先度の低いルールに従う」が設定されなくなるまで繰り返されます。
セッションの広告ルールの場合は、優先度が最も高い広告ルールの設定が選択されます。統合は適用されません。