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オーディエンス ソリューションは Google アド マネージャー 360 の機能で、ネットワークによっては有効になっていない場合があります。
オーディエンス セグメントは、ユーザーの登録の種類や現在のゲームレベルといった状況要因に基づいて、モバイルアプリのユーザーに個別にアピールできる効果的な方法です。
モバイルアプリのオーディエンス セグメント
モバイルアプリは Cookie を使用しないため、オーディエンス ソリューションではモバイル広告 ID と PPID を使用してセグメントを定義します。モバイルアプリのターゲット設定に使う自社オーディエンス セグメントを作成するときには、次の方法を使用できます。
- モバイルアプリで既存のリクエストを使用する
- 個別のピクセルタグを使用する
- アド マネージャーにモバイル識別子を一括アップロードする
- Google マーケティング プラットフォームの共有セグメントを使用する
オーディエンス セグメントのメンバーが増えるのに伴って、モバイル デバイスの種類ごとに、オーディエンス セグメントのメンバーシップを内訳表示することができます。
モバイルアプリでオーディエンスを使用するケース
モバイルアプリでのセグメントの作成について、以下に使用例を紹介します。この使用例を参考に、独自のオーディエンス ソリューションを作成してください。
その他の考慮事項
この記事の一部の使用例では、カスタム ターゲティング条件を使って同じ効果を得ることができます。ただし、すべての広告リクエストでカスタム ターゲティング条件を渡さなくてはならないというデメリットがあります。
オーディエンス セグメントへのユーザーの追加は 1 回だけで済みます(オーディエンス セグメントの有効期限が十分長く設定されている場合)。それ以降は、すべての広告リクエストでセグメントによりユーザーをターゲティングできます。
広告配信によって構築される自社セグメントのユーザーはすぐにリストに追加されます。事前入力、データ管理プラットフォーム、Google マーケティング プラットフォーム、その他のセグメント タイプを使用する場合は、追加されるタイミングが異なります。詳しくは、セグメントの変更が広告配信とユーザー管理画面に反映される仕組みをご覧ください。
登録の種類に基づいたセグメントの作成
このセグメントは、アプリの登録の種類に応じてユーザーをターゲティングする場合に役立ちます。
例
アプリのプレミアムおよび有料登録ユーザーに広告「X」を表示し、無料登録ユーザーに広告「Y」を表示する。
または、アプリの無料登録ユーザーのみに広告を表示し、アプリの有料登録ユーザーには広告を表示しない。
ピクセルタグを使用して、登録の種類に基づいたセグメントを作成する
オーディエンス ソリューションを使用してセグメントにメンバーを追加するには、登録料金のお支払い後に表示される確認ページにオーディエンス ピクセルまたは広告ユニットを設定します。
- ピクセルタグを使用して自社オーディエンス セグメントを作成します。
- 登録料金のお支払いページにオーディエンス ピクセルタグを設定します。
広告ユニットを使用して、登録の種類に基づいたセグメントを作成する
お支払い後の確認ページに広告をリクエストする広告ユニットを設定している場合は、自社オーディエンス セグメントを作成します。次に、このセグメントを広告ユニットにターゲティングします。
お支払い後の確認ページに広告を表示することはあまりないため、この方法はピクセルタグを使用する方法と比べて一般的ではありません。
レベルに基づいたセグメントの作成
このセグメントは、ゲームやアプリで特定のレベルに達したユーザーをターゲティングする場合に役立ちます。
例
アプリのレベル 1~4 をプレーしているユーザーに広告「X」を表示し、レベル 5~9 をプレーしているユーザーに広告「Y」を表示する。
ピクセルタグを使用して、レベルに基づいたセグメントを作成する
- ピクセルタグを使用して自社オーディエンス セグメントを作成します。
- ユーザーのターゲティングを行う各レベルの達成ページにオーディエンス ピクセルタグを設定します。
広告ユニットを使用して、レベルに基づいたセグメントを作成する
アプリに広告枠をすでに設定している場合は、自社オーディエンス セグメントを作成します。その際は、ユーザーのターゲティングを行う各レベルの達成ページにある広告ユニットを選択します。
アクティビティに基づいたセグメントの作成
ユーザーが特定のアプリまたはアプリの要素を使用する頻度に基づいてオーディエンス セグメントを構築します。
例
過去 2 日間にアプリの「上級」レベルを 5 回達成したユーザーに広告「X」を表示する。
ピクセルタグを使用して、アクティビティに基づいたセグメントを作成する
- ピクセルタグを使用して自社オーディエンス セグメントを作成します。
- 上記の例の場合は次のように設定します。
- [ページビュー] で「5」と入力します。
- [期限] で「2 日間」と入力します。
- 使用状況に基づいてセグメントを構築するアプリのセクションにオーディエンス ピクセルタグを設定します。
広告ユニットを使用して、アクティビティに基づいたセグメントを作成する
アプリに広告枠をすでに設定している場合は、自社オーディエンス セグメントを作成します。
- 使用状況に基づいてセグメントを構築するアプリのセクションにある広告ユニットを選択します。
- 上記の例の場合は次のように設定します。
- [ページビュー] で「5」と入力します。
- [期限] で「2 日間」と入力します。
- 使用状況に基づいてセグメントを構築するアプリのセクションにオーディエンス ピクセルタグを設定します。
条件に基づいたセグメントの作成
アクティビティの論理的な分類やその他のセグメント(アプリ内購入を行ったが、一定の期間利用がないユーザーなど)に基づいてオーディエンス セグメントを構築します。
例
先週アプリ内購入を行ったが、まだレベル 1 に達していないユーザー(剣のアイテムを購入する必要があるレベル初心者ユーザー)に広告「X」を表示する。
条件に基づいたセグメントを作成する
- 過去 1 週間にアプリ内購入を行ったユーザーのオーディエンス セグメントを作成します。最初に説明した登録の種類に基づくセグメントと基本的には同じです。
- 次に、レベル 1 に達したユーザーのオーディエンス セグメント(レベルに基づくセグメント)を作成します。
- 1 つ目のセグメントの [行動] セクションで、2 つ目のセグメントを「以外」の関係でターゲットに設定します。条件を使用したターゲティングについて詳しくは、オーディエンス セグメントの作成をご覧ください。