特定の広告主、ブランド、カテゴリの広告が表示されているときに、特定の種類の広告が表示されないようブロックすることができます。たとえば、契約している、または直接取引を行っている広告主と競合する広告主がアド マネージャーや Ad Exchange で広告枠を購入できないようにすることができます。
競合に対する保護の仕組み
競合に対する保護設定では、一緒に広告を表示できる、または表示できない広告主、ブランド、カテゴリのグループを個別に作成し、そうした広告の表示をブロックする広告枠を指定することができます。
同じグループの広告主、ブランド、カテゴリの広告は同じページに一緒に表示されますが、別のグループの広告主、ブランド、カテゴリの広告は一緒に表示されません。
例
広告主 A と契約を結んでいて、競合する広告主(広告主 B と広告主 C)の広告が表示されないようにしたいとします。この場合、競合する広告主に対する保護設定を作成し、1 つのグループに広告主 A を割り当て、同じ保護設定の別のグループに広告主 B と広告主 C を割り当てます。
すると、この保護設定で指定した広告ユニットに広告主 A の広告が表示されるときは、広告主 B と広告主 C の広告は表示されないようブロックされます。
アド マネージャーで行った競合に対する保護設定は、Ad Exchange にリアルタイムで適用されます。アド マネージャーから広告枠と保護設定の情報が Ad Exchange に送られ、Ad Exchange で条件を満たす 1 つ以上の広告が選ばれます。
競合に対する保護設定の適用対象
競合に対する保護設定が適用される取引の種類は次のとおりです。
- プログラマティック保証型取引
- 公開オークション
- プライベート オークション
- 優先交渉権
- 従来の取引
競合に対する保護設定を作成する
- Google アド マネージャーにログインします。
- [保護]、[保護] をクリックします。
- [新しい保護]、[競合] をクリックします。
- 競合に対する保護設定の名前を指定します。
- デフォルトでは、保護設定はすべての広告枠に適用されます。特定の広告枠をターゲットに設定する手順は次のとおりです。
- [ターゲティングを追加] をクリックします。
- プルダウンから該当の広告枠を選択して、ターゲット設定に追加します。
- 除外タイプを設定します。
- ブロック グループを作成します。[複数のグループのブロック] の選択に応じて、作成するブロック グループの数が決まります。[複数のグループのブロック] 設定では、広告主、ブランド、カテゴリを 1 つ以上含めることができます。
例
同じグループに広告主 A と広告主 B を割り当てると、これら 2 つの広告主の広告は一緒には表示されません。
- 選択しない場合:
保護設定が 1 つのグループ内で適用されます。[グループ] の横で、一緒に広告を表示しない広告主、ブランド、カテゴリを選択します。 - 選択した場合:
別のグループの広告主、ブランド、カテゴリの広告が一緒に表示されないようブロックされます。[次が表示される場合] の横で、確認対象のエントリを選択します。すると、選択したエントリの広告がページに表示されているときは、[ブロック] のグループで選択したエントリの広告が表示されなくなります。例
[次が表示される場合:] のグループに広告主 A と広告主 B を割り当て、[ブロック] のグループに広告主 C を割り当てたとします。この場合、ページに広告主 A、広告主 B、またはその両方の広告が表示されているときには、広告主 C の広告はそのページに表示されません。
- 選択しない場合:
- 同じカテゴリの広告が動画連続配信広告で一緒に配信されないようにします(動画広告のみ)。[すべての広告カテゴリについて、連続配信広告レベルで競合相手の除外を有効にします] を選択します。
- ブロック グループを作成します。[複数のグループのブロック] の選択に応じて、作成するブロック グループの数が決まります。[複数のグループのブロック] 設定では、広告主、ブランド、カテゴリを 1 つ以上含めることができます。
- [保存] をクリックします。
ラベルを使用して競合広告の除外を設定する
ラベルを使用して、競合広告が同じページに表示されないようにすることもできます。広告申込情報は、同じラベルが割り当てられている他の広告主の広告申込情報と同じページには配信されません。ラベルを使用した競合広告の除外設定について