広告枠管理システムに広告配信機能を統合する

販売戦略を成功に導くには、直接取引と間接取引の広告枠をまとめて管理することが重要です。以下では、広告枠管理システムに広告配信機能を統合する方法について、アド マネージャーを使用する場合と第三者配信を使用する場合に分けて説明します。

可能な場合は汎用タグのご利用をおすすめしますが、ご利用いただけない場合もあります。たとえば、現時点での広告ユニットまたはプレースメントのターゲット設定で ATF / BTF(スクロールせずに見える範囲 / スクロールしなければ見えない位置)や Key-Value を使用している場合は、タグを運用する際にもこれらの値を継続して使用する必要があります。ただし、サイト、サイズ、地域、広告サーバーの広告枠など、Ad Exchange でそのまま処理できる値についてはタグの運用は不要です。
アド マネージャー広告サーバー

Ad Exchange ではアド マネージャーの広告枠のサイズごとに 1 つのタグが入稿され、このタグが、アド マネージャー広告枠の広告ユニット、プレースメント、ターゲティング条件に基づくルールを使って配信されます。

アド マネージャーで Ad Exchange が呼び出され、Ad Exchange で呼び出す広告ユニットまたはプレースメントがアド マネージャーで指定されている場合、その呼び出しは Ad Exchange で広告タグとして認識されます。

アド マネージャーで広告申込情報を使用する

広告枠の階層が広告サーバーで変更される場合でも、既存のものではない広告ユニットまたはプレースメントをベースとするルールはそのまま残ります。ただし、そのルールに基づくターゲティングは機能しなくなる可能性があります。すべての広告サーバーの広告ユニットとプレースメントのレポートが Ad Exchange のログに記録されるため、広告サーバーから削除された広告ユニットまたはプレースメントも、Ad Exchange のレポートに表示されます。

Ad Exchange の広告を作成するには:

  1. Google アド マネージャー アカウントに Ad Exchange サービスをリンクします。
  2. Ad Exchange の広告申込情報を作成し、そのターゲティング条件を設定します
  3. [クリエイティブ] で、[クリエイティブを自動生成] をクリックします。

詳しくは、アド マネージャーの広告申込情報をご覧ください。

広告枠管理機能では、ターゲティング選択画面([ルール] 次に [新しいルール] または [ルールを編集] 次に [ターゲット設定])に [アド マネージャー広告ユニット] が表示されます。アド マネージャー広告ユニットを選択する場合も、他の広告枠アイテムを選択する場合と操作は変わりません。
第三者広告サーバー

Ad Exchange 広告をページで直接配信する場合、または別の広告サーバーを通じて配信する場合は、ネストタグを作成して第三者広告サーバーの階層を再現できます。

広告サーバーの広告枠の階層を反映したネストタグを作成する

広告枠管理機能では、ネストタグを使って第三者広告サーバーの広告枠の階層を再現できます。通常、ネストタグは広告サーバーマクロで使用し、Ad Exchange 内でタグを呼び出します。広告サーバーマクロは、重要な情報を広告主や第三者広告サーバーに渡すときに役立ちます。

ネストタグを作成する方法は次のとおりです。

  1. タグを作成します。
  2. [ネストタグを作成] チェックボックスをオンにします。
  3. タグに特定の ID を割り当てるには、[手動で ID を指定] に値を入力します。

    この ID の値は、タグを一度保存すると編集できなくなります。一般的にタグの ID は、使用するマクロに広告サーバーから割り当てられる値と同じものにすることをおすすめします。また、リクエストを送信したサイトの場所を Google が特定できるよう、タグの中で google_ad_slot パラメータを使用する必要があります。このパラメータの値はリクエストを送ったネストタグの ID で、親タグから子タグの順に「/」で区切った形式になります。
    たとえば、タグ A の下にタグ B をネストする場合、コードには google_ad_slot = “A/B” という行が含まれます。このため、一般的には広告サーバーマクロでこのパラメータを指定した方が、独自の値を割り当てるよりも便利です。

    マクロを使用したネストタグのコード スニペットの例:

    <script type="text/javascript">
    <!--
    google_ad_client = "ca-pub-4397449556666685";/*TEST*/
    google_ad_slot = "%s/%z";
    google_ad_width = 336;
    google_ad_height = 280;
    //-->
    </script>
    <script type="text/javascript"
    src="http://pagead2.googlesyndication.com/pagead/show_ads.js">
    </script>
    広告サーバーの関連文書に目を通し、マクロの使用方法をご確認ください。
  4. 配信する広告のサイズごとに、少なくとも 1 つのタグを入稿する必要があります。
    1. 左側のサイドバーで、[タグ]、[汎用タグを作成] の順にクリックします。
    2. 広告サイズを選択します。広告サイズを選択すると、その値が自動的に広告コードに入力されます。
    3. 次に、このタグの中に広告サーバー用の google_ad_slot 行を入力します。
    4. 手順 3 のコードをご利用の広告配信システムに挿入します(広告配信システムが Google アド マネージャー パートナー ガイドラインに準拠していることをご確認ください)。繰り返しになりますが、広告サーバーマクロを使用して google_ad_slot パラメータを動的に生成し、Ad Exchange のネストタグの階層設定の値と一致させることをおすすめします(上記の手順 3 を参照)。

代替広告や第三者の広告配信

ページに Ad Exchange タグがあり、代替広告として第三者の広告サーバーへリダイレクトしたい場合は、タグに「google_alternate_ad_url」を追加します。これにより、Ad Exchange で入札がなかった場合、指定した URL にリクエストがリダイレクトされます。このパラメータはタグに追加するため、広告サイズを含め、リクエストに対して広告サーバーマクロを返すことができます。

代替広告には [空白スペースを表示] を選択することをおすすめします。[別の URL の他の広告を表示] を選択した場合、このパラメータは省略可能です。アド マネージャーのパブリッシャーは、ダイナミック アロケーションを利用できます。この場合、返す必要のあるサイズが広告サーバーによって自動的に検出されます。

URL の使用

URL 構造が変わる可能性の低いシンプルなサイトの場合は、「URL」を使用することをおすすめします。たとえば、アド マネージャーの階層を使用する場合は、データ構造は文字列の形式や階層構造に左右されません。一方、URL によるターゲット設定は、より壊れやすい可能性があります。

たとえば、URL が「日付」>「セクション」>「記事のタイトル」といった順序で整理されているウェブサイトの場合に URL を使用すると、URL の形式はデータベースに登録されている形式から一切変更できず、常に固定されることになります。したがって、柔軟性を求める場合は、多次元的な構造であるアド マネージャー タグを使用することをおすすめします。

URL は、情報にアクセスする有効な方法が他にない場合(第三者配信を利用して、明確な URL による区別のもとで二次供給を行っている場合など)に限ってご利用ください。

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