オーディエンス ソリューションは、自社セグメントと第三者セグメントから構成されます。Small Business アカウントをご利用の方は、アカウント マネージャーにお問い合わせください。
自社セグメント
オーディエンス ソリューションでは、サイトやアプリにピクセルやタグを追加しなくても、さまざまな自社セグメントを作成できます。ユーザーがサイトやアプリで行った操作や閲覧したコンテンツに基づいてオーディエンス セグメントを定義できます。ページビュー数またはアプリのアクティビティ数が 1 でリピート間隔なしのセグメントは直ちに追加されますが、他のセグメントは追加されるまでに最大で 48 時間ほどかかります。自社セグメントのメンバーシップの決定方法
自社セグメントを使用すると、最も価値の高いユーザーにキャンペーンをターゲティングして、サイトやアプリを効果的に収益化できます。以下にそのいくつかの方法を紹介します。
サイトやアプリ全体にわたるユーザーの行動に基づいてセグメントを作成する
サイトやアプリにいつも売り切れとなるセクションがある場合は、オーディエンス ソリューションを使用して、そのセクションを閲覧するユーザー層がネットワークの他の部分を閲覧しているときに広告を配信できます。
例
「外食」セクションはいつも売り切れの状態ですが、広告主(地元のレストラン)がレストランを探しているユーザーへのリーチを希望しているとします。この場合に、たとえば「レストラン好き」というセグメントを作成し、ページビュー数 2、期限 3 日と定義します。この条件を満たしたユーザーは、このセグメントに含められます。このセグメントのユーザーには、お客様のサイトやアプリの「外食」セクションではなく「スポーツ」セクションを閲覧しているときでも、地元のレストランの広告が配信されることになります。つまり、広告主はネットワーク全体にわたってユーザーの興味をたどる機会を得られます。
オーディエンス ソリューションでは、自社セグメントを使用して、サイトやアプリ全体の未販売の広告枠でユーザーをターゲティングすることもできます。このようにサイトやアプリ全体の広告枠をプレミアム広告枠として販売することで、より高い CPM を獲得できます。
オーディエンス ピクセルを使用してセグメントをターゲットに設定する
ピクセルを使用すると、アド マネージャー広告タグを使用しなくても、サイトやアプリ内の領域からのセグメントをターゲティングできます。また、パートナーや広告主のサイトやアプリからセグメントを取り込むこともできます。
例
オーディエンス ピクセルを使用すると、顧客をリターゲティングする機会を広告主に提供できます。たとえば、クレジット カード会社の ABC が、自社のサイトやアプリを訪問したことのあるユーザーをターゲットにしたいと考えているとします。
次のような方法でアプローチします。
- 「クレジット カード会社 ABC のユーザー」というオーディエンス ソリューションのセグメントを作成します。
- クレジット カード会社 ABC と協力して、ウェブサイトまたはアプリにオーディエンス ピクセルを実装します。ピクセルタグに基づく自社セグメントの作成について
- ネットワーク全体で、「クレジットカード会社 ABC のユーザー」に広告をターゲティングします。
広告またはクリエイティブに対するアクションに基づいてユーザーをターゲティングする
ユーザーのアクションに基づいてユーザーをセグメントに追加し、そのセグメントを特定の広告申込情報のターゲットに設定できます。
例
クーポン印刷機能。ユーザーがクリエイティブ内のリンクをクリックしたときに、クーポンを複数回印刷できないようにすることができます。それには、クリックしてクーポンを印刷したユーザーを、セグメントに登録します。セグメントに登録されたユーザーが次回そのページやアプリを表示すると、別のクリエイティブが表示されるようにします。
アド マネージャーでオフライン データを自社セグメントとして使用する
自社のユーザー属性データやユーザーデータがすでにある場合は、Key-Value を使用してアド マネージャーにこれらのデータを渡し、セグメントに変換できます。識別子(Cookie、モバイル広告 ID(AdID、IDFA)、または PPID)のリストを一括アップロードして自社セグメントを作成することもできます。識別子の一括アップロードについて
例
ユーザー登録データなどから、ユーザーの性別と年齢の情報を取得しているとします。この場合、該当するユーザーがサイトやアプリ内を移動するときに、このデータを Key-Value として広告タグに動的に渡します。この Key-Value をターゲットに設定することによって、オーディエンス ソリューションで自社セグメントを作成できます。
自社オーディエンス セグメントを作成する方法をご覧ください。
第三者セグメント
オーディエンス ソリューションを使用すると、第三者セグメントを直接アド マネージャーに統合し、予測、入稿、配信、レポート作成を行うことができます。BlueKai、eXelate をはじめ、多数のベンダーから統合できるため、充実した選択肢を広告主に提供できるようになります。通常、第三者セグメントのベンダーは、自社のセグメントについて請求を行います。詳しくは各ベンダーにお問い合わせください。
キャンペーンで第三者オーディエンス データを使用すると、次のことができます。
- お客様のサイトの特性とは異なる広告カテゴリにリーチを拡大できます。
- より高価値のプレミアム広告を配信して、サイト掲載の広告枠の価値を高めることができます。
- 第三者データ提供元を通じてユーザー属性データにアクセスし、自社所有のオーディエンス データと重ね合わせることによって、さらに価値の高いインプレッションを広告主に提供できます。
パブリッシャー向け Google 認定パートナーについての説明をご覧ください。
- 第三者データを使用して、自社のオーディエンス データでは対応できないような、広告主のニーズを満たす広告枠をさらに見いだすことができます。